定点観察/85

c0168955_652041.jpg◎江戸時代の謎:20◎幽霊や妖怪はホラーものとして映画やアニメ、小説などの様々なジャンルで人気を博している。現在、私達がもつ幽霊のイメージは江戸時代に作られた歌舞伎や幽霊画に深い関係がある。日本の怪談劇の代名詞といわれる鶴屋南北の「東海道四谷怪談」は江戸中村座のために書き下ろされ文政8年に初めて演じられた演目だ。登場するお岩さんの亡霊の衣装は「漏斗」といって裾が細くすぼまって足が見えないようになっている。幽霊には足がないというイメージは円山応挙が描いた幽霊画がルーツとされており、それが歌舞伎の衣装に取り入れられ庶民の間に広まっていったといわれている。また、夏の風物詩のお化け屋敷も歌舞伎と関係があるという。その始まりは天保7年に両国の回向院で菊岡千吉という細工師が歌舞伎の夏芝居の演目を元に行なった興行だという。東海道四谷怪談の場面などを機械仕掛けの人形で再現した見世物だったが、歌舞伎より安い料金で芝居の雰囲気が楽しめると‥‥ 続きを読む♂
[PR]
by tomhana0901 | 2014-05-01 04:20
<< 飛行機雲/2 2014.04掲載ブログ >>