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狂気と妄想の物語/20

狂気と妄想の物語/20_c0168955_7511095.jpg◎西太后/2咸豊帝が死ぬと、西太后の産んだ皇子が同治帝として後を継ぐことになった。しかし、同治帝はこの時まだ6歳だった。生母の彼女には皇太后の称号が授けられた。こうして、遂に皇太后と同じランクとなった彼女は西太后と呼ばれ、事実上、政治の表舞台に登場するのである。この後、西太后は幼い同治帝を東皇后とともに慣れない政務を代行することになる。しかし、この2人の皇太后の補佐する行為を疎ましく感じ、クーデターを決行して権力を手中にしようとする一派があった。粛順という野心家がそれで、政務一般を牛耳っている一派であった。咸豊帝が死んだ時点で、次の帝位を狙っていたほどの人物であった。粛順はこの時36歳、西太后は27歳になっていたが、彼にとってみれば気性が激しく野心家の西太后は邪魔な存在であった。一方‥‥ 続きを読む♂
by tomhana0901 | 2013-07-23 04:21
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